CINEMA STUDIO28

2015-10-26

TIFF2015 / 走り書きメモ3

 
 
 
東京国際映画祭、走り書きメモ。日曜夜。夕方の上映のチケットがとれなかったので一度、家に帰るという体力温存施策を実行。
 
 
朝から観た2本が、実話ベースの苦難を乗り越える物語で、様々な背景はすっ飛ばしても、ええ話やなぁ・・と、ざっくり言うとそのような感想を生むものだったので、どちらも興味深いのだけど、もうちょっと、こう、ガツンと身体にくるアルコール度数高めの、お願いします!と期待しつつ再び六本木へ。
 
 
コンペティションの「フル・コンタクト」はオランダ・クロアチア合作。これが・・期待どおりにガツンとくる映画で大満足。ドローンを駆使してテレビゲーム感覚で無表情で標的を殺していく主人公。あるきっかけから心の均衡が崩れていき・・・という物語。繋がっているのか個別なのか曖昧な3つのエピソードが連なり(私は同じ男の時系列の物語だと思って観ていた)、最初のエピソードからは想像もつかない展開に・・・。好き嫌いは分かれる映画だと思うけど、デヴィッド・クローネンバーグ、デヴィッド・リンチ、デヴィッド・フィンチャーなどが好み、という人(つまり私。それにしても名前がみんなデヴィッド…)には、たまらない発見。上映後のQ&Aで登壇した監督も、クレバーな印象で、この映画の裏側にこの人がいたのか!と納得度が高い。過去作も観たい・・・!
 
 
観る人を選ぶのか...?残り2回の上映はチケットもあるようです。
 
 
 
は!ここまで書いてようやく思い出したのだけど、この「フル・コンタクト」の監督も、David Verbeekだった…。Q&Aでダヴィッド、ダヴィッドと呼ばれていたのはオランダ読み?フランスだとダヴィになるよね。デヴィッドって名前の監督の映画は無条件でチェックしなければいけない気がしてきたわ…。