CINEMA STUDIO28

2013-11-18

Minimalist mantra

 
最初に手をつけることはモノの総量を半分にすること。過激に思えるminimalist mantra は実践しようと思っていまiPhoneの待ち受けにしてる。今年の初めもずっとモノを処分し続け、これ以上捨てるものはない状態にしたつもりだったけど、あの頃と現在じゃ自分の中身が半分は入れ替わってしまったから、半分要らないと思っても不思議ではない。
 
 
処分するのに悩ましくて面倒なのは洋服類。VOGUE のバックナンバー捨てる前に眺めてたら、CELINEのPhoebe Philo のインタビューに、彼女が考える究極のワードローブについて発言があったのでメモ。
 
 
 
「私にとって、究極のワードローブは1枚の白いシャツ、1本の黒いパンツ、スカート1着、それとコートは3枚ぐらい。ジャケットが2着、ハイヒールとフラットシューズ、それにスニーカーを1足ずつ。バッグが1個。バッグは多分、1つだけあればいいわ。うーん、それからセーターが2枚。あと多分、スカーフが1枚ね!」
 
 
カウントしてみると、衣類は合計10、靴3,バッグ1,スカーフ1。究極だな。もう少し年を重ねたら、全部良質で総数はこれぐらいの領域に辿り着きたいものだ。・・・60歳ぐらい?
 
 
Instagramで、年間合計20着で着回すことに決めたらしい東京に住む女性がワードローブを再構築する様子をしばらく興味深く眺めてた。
 

 
あのテイストも好き、このブランドも好きって浮ついているといつまでも数は減らないので、究極のワードローブの実現は頼れて愛せるブランドと出会うことが肝だと思う。この方はCELINE、ACNE、CARVEN、MARNI・・などで構築したみたい。年間20着でじゃんじゃん着回して、質が良いから長く着られると思ったらそれほど高い買い物じゃないのだろう。徐々に自分と着ているものがズレてきたと思ったら、1枚手放して新しい1枚を探しに行けば良いのだし。
 
 
オスロに住むベトナム系の学生さんがファストファッションと決別し、学生だけども手の届く範囲で上質のものを数を絞って手に入れていく過程も、いま興味深く読んでいる。彼女は身体に合うという理由でAPCが好きらしい。APCに出会うまではIsabel Marantが好きだったみたいだけど、気分が変わってIsabel Marantはちょっとnoisyに思えてきたみたい。そういうことってあるある。学生の彼女が経済的にどうやってワードローブを揃えているのかという質問にも丁寧に答えていたり、名のあるブランドであっても近年クオリティが徐々に下がってきていたりすることもシビアに指摘していたりして、読み応えあり。
 
 
↑この時点では合計35点!まだAPCに本格的に出会う前らしい
 
果たして自分はというと、今年たくさん出ているペンシルスカートが目新しくて試着したりしたけど、小柄な自分にはなかなかバランスがとりづらいのと、ペンシルスカートほど自転車乗りに適さない洋服はない!という生活上の要請から見送った。新しいシルエットのスカートより、自転車に乗るほうが大事だから、当分は実用性重視で自分なりの究極のワードローブを作っていくことになりそう。