CINEMA STUDIO28

2015-06-13

white peony

 
東郷青児の絵の描かれたグラスに飾ったら、シャクヤク・フロート、喫茶店のメニューにありそうな。
 
 
何年か前、確かk's cinemaで開催されていた中国映画の映画祭、珍しい映画ばかりで、CCTV(中国の国営放送)制作の映画?2時間番組?のような映画もいくつか。「北京の精神病院」などドキュメンタリーも。何本か観たうちの1本がプロパガンダっぽい鄧小平伝記映画で、鄧小平が一番好きな花は芍薬、咲いている間は目に楽しく、散った後は薬として使えるから。とナレーションが語っていて、花ひとつ語るにも合理的思考を手放さない中華思想!と記憶に妙に残り、芍薬を飾るたびに鄧小平の顔がちらついてちょっと邪魔…。
 
 
ちょっと邪魔…など言ったら中国の人々にに怒られそうなほど、我が周囲の中国のお友達には人気のある鄧小平、東京に遊びに来た友達が、甥っ子に洋服を買いたいというので一緒にお買い物に行き、名前、なんていうの?って聞いたら、陳小豆っていうの。家族で、鄧小平にちょっと響きが似てて、いいわね。って言ってるの。と答えたので、おお、人気があるのだな、鄧小平。そして響きが似てるっていっても「小(xiao)」しか同じじゃないよ。とつっこみながら、小豆という名前が可愛いので日本語で「あずきちゃん」とニックネームをつけた。
 
 
ニーハオ!鄧小平という映画。人生経験のひとつ、という感じの鑑賞だった。