電化製品が同時に寿命を迎えたり、化粧品が同時になくなったり、新たに揃えるコストがかさむ…という話はよくあることとして、靴も賞味期限が同時に到来しがち…なのは私だけだろうか。オフィシャルに秋になり、靴がない。秋の服にサンダル履いて季節折衷な姿で一度買ってみたかった銀座の老舗に入店し、長く続く店には理由があるのね…としみじみする接客力を見せつけられ、一年中履けそうなベーシックなパンプスと、目が離せなくなってしまったルビッチ女優の如き雰囲気を漂わせるパンプスを購入。心躍る秋の入り口。
「シン・ゴジラ」を観に行った友人に感想を聞く。友人は鉄道好きで、007を一緒に観た時、007シリーズは電車を破壊しがちで胸が痛む、と言っていたのを思い出したから「シン・ゴジラ」についてはどうなのだろう、と。「無人在来線爆弾、電車を武器に使うな!という感じ?」と聞いたら、「いや、電車まじ有能!という感じ」とのこと。007は電車の破壊が何の役にも立っていないから胸が痛むのであって、「シン・ゴジラ」では大いに役に立っている、という線引きらしい。確かに007の破壊は映画のエンタメ度向上に寄与するのみだった。「ただ、JR東海とJR東日本は仲が悪いから、東日本の在来線と東海道新幹線があんな協力体制整えられる気がしない」と捕捉があって何かに愛の深い人ならではの映画の見方、興味深すぎる…。仲違いを乗り越えずにはいられないほど、非常時ってことね、ゴジラ。
明日は東京国際映画祭のラインナップ発表があるようで、楽しみ。