CINEMA STUDIO28

2016-09-08

Un Chien Andalou




数ヶ月前から右目の上瞼裏にしこりができ、傷みはなく、なくなるだろうと思っていたのに、なくならないから昼休み、眼科に行った。霰粒腫というものらしく、放置し続けると徐々に小さくなるので放置するか、切るかどちらかの選択らしい。見た目にちょっと影響してるので切るしかないかな…と思いつつ、目…切る…となると、「アンダルシアの犬」しか連想できず怯える。リュミエール兄弟「列車の到着」や、エイゼンシュテイン「戦艦ポチョムキン」と並び、映画の世界にずぶずぶ足を踏み入れた頃、誰もが一度は観るであろうブニュエルのアレである。


激しく妄想する私を余所に、先生は「予約は要らない」「手術は5分で終わる」「でもしばらく眼帯だね」と続け、気軽なのかそうじゃないのかさっぱりわからない緩急のついた回答に心が定まらず、しばらく先に持ち越した。



この間観た「ロブスター」の目の手術のシーンも、暗い妄想に拍車をかけてしまっているから、映画の見過ぎも考えもの。





気にかけているのは、手術怖い以上に、片目じゃしばらく不自由そうだから、映画観る予定が少なそうな週に手術しよう、ということ。映画の秋、次から次へと映画は押し寄せてくる…。