CINEMA STUDIO28

2016-04-04

初夏のロメール

 
 
仕事は今週でなんとか落ち着きそうだけど、4月に観る映画を整理できていない。「リップヴァンウィンクルの花嫁」と「レヴェナント」は前々から約束してるので決定だけど、それ以外をどうしたものか。時間の感覚がおかしくなっていて、すぐだと思っていたことがずっと先だったり、逆だったり。
 
アンスティテュの恋愛映画特集、詳細が出たのでスケジュールをチェックしていたら、ロメールが数本。未見のドキュメンタリーが金曜。あれ…この日って祝日か何かだっけ…って手帳見てしまった。普通に平日だった…。
 
 
どれぐらい行けるかな…と考えていると、角川シネマ有楽町でもロメール特集があるとの情報が!きゃーきゃー!
 
 
 
何年か前、ロメールが亡くなった折の追悼特集(たしかユーロスペース)で、劇場で観たことがなかったもの、未見だったものは制覇したのだけど、その後ぽつぽつ劇場にかかるのは四季の物語がメインで、あれもう一度観たいな…と思っていたのはかからなかった。今回その「モード家の一夜」がかかって嬉しい。
 
 
雪深い場所で夜、男女が「パスカルの賭け」について会話する場面があり、その場面を観たいと何度思ったことか。大好きな「冬物語」も「パスカルの賭け」がベースにあるし、ロメールを観る際の基礎教養として必要な知識だと思うのだけど、かなり直接的にそれが語られた「モード家の一夜」がなかなかかからなかったのよね。
 
 
 
「モード家の一夜」といえば、この写真左、マリー=クリスティーヌ・バローとう女優さんで、ん?バロー?と思って調べてみたら、やはりジャン=ルイ・バローと繋がりがあった。姪とのこと。
 
 
 
 
ジャン=ルイ・バロー、「天井桟敷の人々」のバティスト役でお馴染みの。
 
 
ラインナップを観ていて、改めて私のロメールベストは「冬物語」「レネットとミラベル 4つの冒険」、そしてたぶん「モード家の一夜」も再見するとベストに加わる予感がしている。乱れた時間感覚を元に戻すべく、とりあえず手帳に書いておいた。