CINEMA STUDIO28

2016-06-20

Cinema memo : le cinema

 
 
Le cinemaの今後のラインナップをチェックしていたら、観たいと思っていたイングリッド・バーグマンの生涯を追った映画が公開されると知った。
 
 
 
 
イングリッド・バーグマン、人生で初めて名前を覚えた女優じゃないかしら。幼少期、父がよく家で映画を観ているのを(衛星放送か、ビデオで?だったと思うのだけど)隣でくっついて一緒に観たり、飽きたら外に遊びに行ったりしていたのだけど、「誰がために鐘は鳴る」がお気に入りらしく、何度も観ているうちに、最後にバーグマンが言う「キスする時に鼻は邪魔にならないのかしら?」の台詞の可愛さが父のハートに刺さりまくっているようだ。どうやら好きな女優らしい。と名前を覚えたのだった。
 
 
私が最近観たバーグマンはベルイマンの「秋のソナタ」だったけど、映画もさることながら、バーグマンとベルイマン、読み方は違うけど綴りが同じ Bergman。そのことがきっかけで2人は、名前…一緒だネ…!いつか一緒に仕事できればいいネ…!キャッキャッ(意訳)と長い間、機会を伺っていたのを、いざ撮影が始まってみると、実生活でも母親であるバーグマンがあの身勝手な母親役に難色を示し、ベルイマンも鬼畜さゆえに譲らず、大喧嘩しながらあの映画が撮られた…というエピソードが、好きだわ。
 
 
そして、去年映画祭で観て、友達にも勧めたけど、いつ配給されるかわからなかったイーサン・ホークがチェット・ベイカーを演じる「Born to be blue」はル・シネマでかかるのね。イーサン・ホークが素晴らしかった余韻以外の記憶が良い感じに薄れてきているので、秋にまた観に行かなければ。