昨夜知った衝撃のニュース。世にもかっこいい新橋のグラインドハウス、8月いっぱいで閉館。最近、吉祥寺バウスシアターが閉まった時はそれほど感傷的にならなかったのはほとんど思い出がなかったからだろうけど、新橋のこちらは去年、瞬間最大風速的に煮詰まった時、世界で一番スカッとする映画「デスプルーフ」をかけてくれる最高の映画体験をもたらしてくれただけに、記憶の中で聖地認定されている。消えてしまいたい気分の時、さりげなく一番好きな曲をかけてくれた男の人を好きになってしまう。みたいな夏の夜だった。
「待ち合わせのレストランは、もう潰れてなかった」って短い言葉で東京を表す見事な歌詞だと思ってるけど、普段は好きな東京のそういった一面が、同じ牙で自分の聖地を奪っていくなあ。閉館までに一度は行けるだろうか。併映が「ニューシネマパラダイス」なのは気分が乗らないけど、あの場所で「日曜日が待ち遠しい!」なんて観てしまったら映画愛に咽び泣いてしまいそう。