CINEMA STUDIO28

2016-10-02

2016/10/2



秋の大掃除祭を開催するつもりが、掃除機が壊れるという事案発生。切り替えて上野公園まで散歩し美術館に入る。


撮影可能の展示が増えたのが喜ばしいことは否か熟考する必要はあるとして、スマホのシャッター音の合唱が静謐な鑑賞行為を妨げる事案についても検討の余地がある。鞄に入れたままにしていた、音のほとんど鳴らないカメラで子鹿を撮る。


http://90th.tobikan.jp/exhibition.html


他者のベストショットを邪魔しないようそそくさと移動しながら、一皿供される毎に写真を撮る人と食事するような、墨を飲むような気持ちを味わう。人の多い最終日に滑りこんだのがいけなかったのかしらん…。


昨日観た「ディストラクション・ベイビーズ」の余韻に絡め取られたまま、昨日の早稲田松竹は、映画の日(2本立て800円!)ということもあって朝から満席、帰り際もロビーがごった返しており、さっさと退出したのでチケットカウンター周りをのんびり見られなかったけど、パンフレットが豪華という情報を得て、どんなのだろう?と調べてみたら、オフィシャルブックが手頃な値段で発売されていたので、amazonで注文し、到着を待っているところ。


http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=772


シナリオ採録が魅力的。大切にしているロメールのパンフレットも、ルビッチの昔の特集上映のパンフレットも、大切にしている理由の大半は、シナリオが採録されていること。しかし「ディストラクション・ベイビーズ」、とてもセリフの少ない映画だったから、シナリオも数ページなのかしら。セリフのどこがシナリオに書かれててどこがアドリブなのだろう…と思いながら観ていたので、再見する折には、シナリオと見比べてそのあたりを解明する、という使い途もある!