CINEMA STUDIO28

2015-11-09

Bone fetish memo

 
昨夜、毛布などきっちり敷き、この秋一番暖かい寝床を準備して眠ったのだけど、朝起きると風邪をひいていた。なぜ。今日は手短に書いて葛根湯飲み、すぐ寝る。
 
 
「暗殺の森」を観に行った新宿武蔵野館、あまり行かないのだけど流れる予告編を観ているとラインナップが素晴らしかった。東京国際映画祭で観た日本映画2本はここでかかるし、去年フィルメックスで見逃したものも。そして前情報なかったけど、お!と思う映像が流れてきたのでメモ。
 
 
裁かれるは善人のみ (公開中)
 
予告篇を観ただけだからどのような映画かほとんど掴んでなのだけど、寒々とした海岸に横たわる骨…クジラの骨らしいのだけど…のビジュアルだけで、これは観なければならないと思ったのでメモ。理由もなく骨フェチだから。フェティシズムって理由のないものだと思うのだけど、私の理解は間違ってるかしら。
 
 
 
イライラしながらも「やさしい女」を映画館で3回観たのも、きっと自然史博物館の場面、骨格標本の部屋を歩く場面の美しさゆえだと思う。「ツィゴイネルワイゼン」(骨は登場しないが骨フェチは登場する)に続く骨映画。
 
 
そして昨日、本屋で買った「小泉今日子書評集」(素晴らしい!)を読んでいるのだけど、紹介されていた「白骨花図鑑」(甘糟幸子 著/集英社)という本に興味津々。
 
 
小泉さんの言葉によると「死んでしまった自分の肉体を、様々な植物の種を敷き詰めた山の上の明るい平地に横たえる。いつか植物たちが芽をだして、白骨はきれいな花々に囲まれる。入院中の病室で誰とも言葉を交わさずに、窓から見える空を眺めながらそんなことを考えている老婦人」の物語であるらしい。
 
 
いくつか本を読み終えたら、坂の上の図書館で借りてこようっと。骨のことばかり考えたのは、具合が良くないからかしら。おやすみなさい…。