これ、ウディ・アレンのフィルモグラフィのうち「scoop(タロットカード殺人事件)」まで、
ウディ・アレンがかけてるメガネの形らしい。細かく観てる人っているものだな・・・
ギンレイホールで。ウディ・アレン「ローマでアモーレ」観る。なんちゅう邦題。まぁわりとそういう内容ではあるんだけど・・。
最近の、ニューヨークから家出したウディ・アレンがヨーロッパの大都市で撮る観光映像つき映画の中では、駄作に入るんではなかろうか。途中眠くて何度も集中力が切れたのはこちらの体調問題だけではなさそう。ロベルト・ベニーニのくだりはパパラッチはイタリア名物だよ!ってことなのだろうか。ベテランから若手まで有名どころ使いながらも、誰も魅力的に見えないのが残念・・。シャワーで本領発揮するオペラ歌手、俳優?上手だなーと思っていたら本職のオペラ歌手だったけど、ラスト近くのオペラシーンはちょい長い。それでも、ジェシー・アイゼンバーグ(好き!)とエレン・ペイジが絡むのはどっちも好き!だからおいしかったな。
「それでも恋するバルセロナ」や「ミッドナイト・イン・パリ」などウディ・アレンの作品群でもヒットするものほど私にはあまり面白くなく、最近のだと「メリンダとメリンダ」や「人生万歳!」などキャスト地味めの作品群ほど面白いと思うのは、事前期待の低さゆえなのかな。21世紀に入ってからのベストは「マッチポイント」だと思ってるけど!
そうは言っても80近くのウディ・アレン、円熟味漂う新作が毎年観られるなんてこんな贅沢あるだろうか。来年5月公開の「ブルージャスミン」はNYとSFが舞台。ケイト・ブランシェット主演、裕福なソーシャライトが貧しい生活に堕ちていく物語とのこと。楽しみ。