持ち歩きに向かない大型本を寝る前に開いて読むのが好き。ここのところは、借りてきた「骨から見る生物の進化」という本を眺めてる。最近は文章まで読み込む気力に欠けるので写真を眺めるだけなのだけど、こんな綺麗な骨の写真が、CGなどの加工なしに実写で撮られてるなんて驚嘆。
高い本なので普及版も出てるのだけど、普及版より大判のほうがやはり写真に見応えがあるらしく、いつか手に入れたいと思っている。文章もみっちり読み込むと、骨を見る目が変わりそう。
昨日観た「やさしい女」を反芻している。おお…と思ったのは、ドミニク・サンダ演じる若い妻が、骨に興味があるというシンパシー。自然史博物館の骨ゾーンを夫婦で歩くシーンも。
「動物はみんな同じ。配列が違うだけで」という台詞があったように記憶しているのだけど、妻の言いたいことはきっと夫には伝わっていないのだろうな、と思うシーンだった。二度目を観るときは、また注意して観なければ。
食器などガラスのものが好きで、建築などを考えてみても、例えばパリではグランパレなど、あの天井のガラスが好きなのだけど、その嗜好は、骨への興味に起因しているのだな…ということに、最近ようやく思い当たった。自分のことといえど、わからないことばかりで。
革のものが暑苦しく感じられるアジアの、東京の夏はもうすぐ。長い間使っていた籠の鞄が壊れたので、新しい何かを…と考えていて、思い当たったのがmameの塩化ビニールのバッグ。両手が自由なのが好きなのでクラッチではないタイプにする予定だけど、迷ってるのは色。たまたま人に話している時、迷ってるんだけど…どっちが骨っぽいかな。と、つらっと言葉が出てきて自分で笑ってしまった。
クリアは、中身を選びそう。でもレントゲン写真のような美しさ
ホワイトのほうはリアル骨っぽい。骨格標本の美しさ
ただし存在感はありすぎて、着るものを選ぶ
(こんなバッグを選ぶ時点で、着るものを選ぶって…!)
問題は、レントゲンも骨格標本も、どちらもそれぞれに美しくて好き、ということ。最終的には、実物を見て決める、という結論に落ち着いた。そのうち、どちらかを買うであろう。