CINEMA STUDIO28

2014-12-31

New year's eve

 
 
映画納め、日比谷シャンテで。今年最後の1本というより、誕生日に観たいな、と思ってた。「Boyhood」(6才のボクが、大人にになるまで。)は、12年かけて作られた映画で、6才だった男の子は映画の終わりには18才の青年になり、両親、姉といった周りの登場人物たちも同じだけ年を重ねていく。
 
 
自分がここまで生きてこられたことも、当たり前にも、奇跡のようにも思えた。我ながらナイスチョイス。そして大晦日、昼前から始まるこの上映が満席だったことに驚愕。みなさん用意周到に年越し・お正月の準備を終わらせたのか、それとも諦めたのか…。
 
 
そのまま歩いて、銀座で年越し蕎麦を。今年は映画好きに因んで、小津安二郎監督行きつけだったという「そば処 よし田」へ。
 
 
 
中途半端な時間だったけど、さすがに混んでる。10代の終わり頃、小津監督をきっかけに映画に狂い始め、フィルモグラフィ制覇を試みたり、いろんな本を読んでみたりしたけど、さすがにこれを読むのは早いだろう、と思っていた「小津安二郎 全日記」を、そろそろ読む時期が来たのかもしれない。もっと自分が枯れて、監督行きつけの店にも臆せず入れるようになった頃が読み頃だと思っていた。
 
 
時は流れるもの。そして、お気に入りだったというコロッケ蕎麦を頼んでみると、ジャガイモのコロッケではなく、つみれのような練り物のようなものが入った蕎麦が出てきた。美味。
 
 
どの街のみなさまも、よいお年を!