市川崑監督の生誕100年記念映画祭、本日初日の初回、チケットをとっておいた「おとうと」を観に行く。これも「浮雲」を観たのと同じ頃に一度観たきり。画面の大きさやデジタルリマスターの美しさのせいもあるのか、発見するところが山ほどあった。他の役柄から受けるイメージとは違う役作りの岸恵子がいい…!と思いながら観終わり、本人がトークで登壇された。
鮮やかな赤の洋服に5㎝ほどのヒールをあわせた岸恵子さんは時空を超えたルックス、活動的で明るく、他の女優さんたちへの賛辞もふんだんに、いつも忙しそうだから滅多に会わないけどたまに会ったら話が面白くて止まらないような、理想の女友達!という印象の方だった。「細雪」の吉永小百合についてのコメントが、ああもう私もそう思ってるけどその点についての話し相手がおらんよ!と思ってることズバリだったので、喫茶店で岸恵子さんと待ち合わせて「細雪」の吉永小百合についてトークで盛り上がる…(私が「すみません、岸さんとお会いしてるのに、吉永小百合さんのお話ばかりして」と10分に一度ぐらい謝る)という妄想にしばらく耽った。
本日の岸恵子さんはこちら。年齢の概念とは。
映画とトークについては追って。角川シネマ新宿で観る「おとうと」は最高だったとひとまず記録。