先週ギンレイホールで観たミッション:インポッシブル ローグ・ネーション、最高だった。ジェイミー・レナー、サイモン・ペッグとのチームの協力体制、前作が壮大な前振りとして機能していて、予習して良かったな。サイモン・ペッグが特に好きで、彼はさりげなく3から出てた。ウィーンでのオペラのシーン(タキシードにボウタイ、メガネ姿にまず萌えて)、PCになるパンフレットって…!最後の強敵を倒す場面がちょっと呆気ないかな…とは思ったけれど。
1からコツコツ見ていると、20年の時間が経過しているので、PCがどんどん薄くなり、興味深く見ていたマスク製造機も、今観ると3Dプリンター的な性能ね。と、すんなり理解できるし、M:Iシリーズに流れる時間の分だけ現実の世界も進化してるな、と思うのだけど、それにしてもトム・クルーズの身体能力よ。冒頭の飛行機シーンといい、映画の神様が映画ファンのために特別に創りたもうた人間。トムも人の子である以上、年齢相応に身体機能も衰えてるはずだと思うのだけど何を食べてどう身体を準備すればそれが可能なのか教えてほしい。
ローグ・ネーションの監督クリストファー・マッカリー(ユージュアル・サスペクツの脚本でお馴染みの人)とトム・クルーズのコンビは、何年か前の「アウトロー」でも組んでいて、国際フォーラムであったジャパンプレミアに誘ってもらい、トム来日の舞台挨拶も観たのだけど、トム・クルーズって日本人が親近感を覚えるほど小柄な人で、通訳として隣にいた戸田奈津子さんがわりと大柄な女性ということもあって、なんだか腹話術師(戸田さん)とその人形(トム)みたいなバランスだわ…という感想を持ったことが嘘のように映画のスクリーンに映ると大きな存在感があるのがいかにもスター!ちなみにそのプレミアでは、監督、トム、ヒロイン役のロザムンド・パイクが登壇し、監督もトムも素敵だけど、ロザムンド・パイクが誰よりも男前…この女優さん、興味深い…と思っていたのでその後「ゴーン・ガール」でのゴーン・ガールっぷりには拍手喝采であった。
M:Iシリーズは監督が作品ごとに変わる楽しみもありながら、シリーズとしての一貫性もあり、イーサン・ハントの個人史が回を追うごとにきちんと積み上がり徐々にアクション、スパイものの楽しみの他に1人の働き者のスパイの人生を見守る楽しみも増していくのが素晴らしい。トム・クルーズが製作も兼ねていて、007のように定期的に主演が変わることもないからかしら。
ヒロイン役の女優さん、毎回、それほど知名度は高くないながら(レア・セドゥも起用された当時はさほど有名ではなかったような)、アクションもできてミステリアスでもある良いキャスティングだな…と思うののだけど、今回のレベッカ・ファガーソンはシリーズのヒロインの中でも随一の素敵さだったと思う。ドレスアップしたオペラのシーンより、この写真のようなシンプルなお仕事スタイルがシックで。特に靴がいつも素敵で、登場すると足元からチェック!
既に続編も製作に入ってる?と聞いたので、新作は必ずやロードショーで大画面で観なければ。