昨夜は疲れが噴き出し、ドロドロと眠って起き、ヨレヨレと仕事に行き、帰宅して奈良から送った荷物を受け取って中身を整理し、徐々に日常に戻ってきた。
なら国際映画祭コンペ&学生映画のグランプリ、ゴールデンSHIKA賞、KOJIKA賞のトロフィーの素敵さを見て!木でできてると思うのだけど、受け取るフィルムメーカー達も遠い街からはるばる奈良に来て鹿に遭遇しない日はなかった…。と思ってるはず。今回の私のベストSHIKAメモリーは、真っ暗な春日大社の参道を歩いてる時、ふっと視界に登場した鹿のシルエット。公園に佇む牧歌的な鹿イメージとは違って、夜の静寂をすっと横切るような神話的登場だった。
東京に戻ると、東京国際映画祭のラインナップが徐々に解明しはじめ、「牯嶺街少年殺人事件」のリバイバルには胸躍る。どの会場でかかってもチケットは争奪戦になるだろう。少し待てば来年には全国の映画館に順次かかるようなのだけど。
http://natalie.mu/eiga/news/202519
それから、去年偶然見つけて行ってみた「海に浮かぶ映画館」は今年もあるようで、ラインナップが発表された。去年アンケートの「今後、何をかけてほしいですか?」の欄に、咄嗟に思いつかなくて、船だから…「アタラント号」かな、と捻りのないことを書いたのだけど、
酒井耕監督・濱口竜介監督の「なみのおと」!どこかでかからないかなあと思っていた1本、タイトルからして船で観るのにぴったりでは?
http://silentvoice.jp/naminooto/
トロフィーといい、リバイバルといい、ラインナップといい、自分たちの場所と映画を結びつけて、ああでもないこうでもないと思い巡らせ、形にしてみせてくれる、その過程が尊くて、享受する側も悦びに満たされます。