東京国際映画祭、今日は午後から3本、頑張って観る日で、ただいま2本観終わり、3本目の開始を待っているところ。開始前はチケット騒動でゴタゴタしたものの、始まってみるとやっぱりどの映画も素晴らしくて、面倒がらずにチケット買って良かった…としみじみ。
1本目は待望のホン・サンス!多作な人…と思うけれど、男と女と酒…歌謡曲のタイトルみたい…があれば映画が1本撮れてしまう人だものね。いつも同じような素材を使いながら、しかし味付けは新作のたびに深みが増しているように思うので、配給の声が聞こえてこないのがつくづく残念…。映画館でまた観たいし、DVDでも何度でも観たい。
「あなた自身とあなたのこと」、信じる信じないという話としては「怒り」を思い出したりもしたのだけど、それを描くのであれば、「怒り」のような重量級の映画ではなく、ホン・サンスの軽さとわからなさのほうが、私好みであることよ。