4月、将軍塚青龍殿に出現したガラスの茶室を観に行くことにして、軽く調べてみたら麓の青蓮院からシャトルバスが出ていると書いてあったので、青蓮院の社務所で聞いてみると、それは去年の秋の夜間拝観の時期のことで、今は走っていないとのこと。山道なので歩いて行くのは薦めない、タクシーがいい、と教えていただいたので、三条通りまで下りてタクシーに乗る。運転手さんも将軍塚なんて何年ぶり?ということらしく、何かあるのですか?と質問された。
到着!ガラスの茶室、光庵。吉岡徳仁さんデザインによるもの。もっと混んでるかと思えば空いていた。来年まで設置されているらしいから、これから混むのだろうか。
うっすら飛行機雲!
一部の支柱などが金属でできているだけで、ほんとうにほとんどすべてガラス製。真夏の京都でここの中に入ることなど苦行なのだろうな。
こういう色調の絵、あったね。京の夕暮れ。
月が上って・・
こういう感じで設置されている。
舞台そのものも新設されたのか新しい。
帰ることにして、夜の藤を眺める
青龍殿をあとにしてしばし山道を歩いてみるも、帰り道、タクシーなんて走ってないし、けっこうなカーブの夜の山道を30分は歩く道のり。灯りも少なくて…これは危ない…ほんまもんの山道や…。と、引き返し、社務所で相談するとタクシー会社の電話番号リストをくださったので、さっそくかけて、繋がった弥栄タクシーに迎えにきてもらう。到着まで若干時間がかかり、社務所の前まで来てもらえるとのことだったので、ことわって再び中へ。社務所の男性に非常にお世話になりました…。
怪我の功名的に?
観ることができた夜の茶室。
夜景。
東京と比べて、光量が少ないのがいいな。
高い建物もない。
そろそろかな、と引き返すとタイミングよくタクシーが着いてた。とりあえず下に降りたいです、と伝えて山から下ろしていただく。運転手さんは、昔、京阪電車が路面を走っていたころ、まさにこのあたりに線路があって…という話をしてくださった。地下に潜るようになってから京阪電車に乗ること自体しなくなったそうで、路面、というのが良かったんですね、とのこと。
キリのいいところでタクシーを降り、宿までは夜のバスに乗る。東京でも、どの街でも、夜のバスに乗るのが好きだな。
ガラスの茶室、四季の、いろんな時間で観てみたい。春の夕暮れ〜夜は堪能、夏の朝、真冬のキリッとした夜も良さそう。帰りの足は確保してから行くことをお勧めいたします。
茶道に興味がなくはないけど、詳しくなるきっかけがないな…なぜか…と考えた時に、茶道についての映画を観た記憶がないからだ、と思い当たった。興味関心のトリガーは、だいたいの場合、映画の中に落ちている私。何を観ればいいのだろうか…「利休にたずねよ」など…?