CINEMA STUDIO28

2015-06-14

an interview

 
 
土曜の朝、TVで岸恵子さんのトークを聴く。あいかわらず見た目も美しく(何かの魔法…?)、そして声や話し方というのは年をとらないのだな、と思う。パリのコンサートで生で聴いたというエディット・ピアフ「愛の讃歌」を紹介し、たくさんの男性陣を見てきた今、理想のタイプは…?という質問に「やっぱり、立ち居振る舞いのきれいな人が好き。中身までエレガントな人っているじゃない?卑しさのない人」と答え、すらすらと理想のタイプを答えられる…この現役感…と思っていたら「それぐらいしか言えない。今現在(相手が)いないから。かわいそうでしょう…?かわいそうなの…恵子ちゃん…」と続けたので、なにやら心がくらくらした。
 
 
そして立ち居振る舞いのきれいな人が好き、という答えに頷く。年々、そういう人がいいな、と思ってきているので、自分も岸恵子さんの年齢まで生き延びたら、ますますそう思うのかもしれない。ルビッチ映画で観たハーバート・マーシャルなんてまさに、そんな男性だった。