CINEMA STUDIO28

2016-02-02

2016/2/2

 
 
昨夜、思いがけず早く帰れたので眠る前にジョニー・トー「エレクション 死の報復」を観たのだけど、何人かに言われていた、「しばらくミンチ肉が食べられなくなるよ!」という忠告について(なかなか凄惨なシーンがありまして)、観てる間は、うおおおおおおお。と思い、目の記憶力強めなので今でもしっかり覚えてるけど、観終わった今、別にハンバーグとかメンチカツとか、余裕で食べられるね!という気分なので、これは頭の切り替えの薄情なまでの素早さが成せる業なのか、映画の中で観たアレと目の前にあるコレとは別物だと脳は認識するのか、自分の感覚が不思議。どちらでもあるのだろうな。映画の中で誰かが食べてたアレが美味しそうで観終わった後すぐ食べに行っちゃった!ということも…ない。その食べ物を見過ごしてるわけじゃないけど、たぶん「食べ物」ではなく、物語の中で何らかの機能を果たす小道具として認識してるのではないか。
 
 
「エレクション」の続篇は最高で、珍しく特典映像(監督、脚本、主演のインタビュー)まで観た。写真は去年の夏の北京、ポストカードを書くために入った茶館。空いていたせいか8畳ほどの個室が与えられて、適度に世間話をした後は適度に放置してくれて、広い机があって、お湯がなくなったら勝手に足して、今でも時々、あの場所で丸一日だらだらととりとめもなく書き物などしたいなあ、と思い出す。