CINEMA STUDIO28

2016-02-05

2016/2/5

 
 
昨日、ポストに届いてたシャネルの封筒は、新作のカタログと価格改定のお知らせ。おお…去年、価格上がったばかりじゃない?去年の上昇率はなかなか激しくて、日本のメーカーで代替できそうなものはそちらに切り替えたのだった。当分、買い足さなくてもいいけど、新作…どれどれ…と見ていると、興味深いもの発見。
 
 
「香水のようにポイントでつけるジェルタイプのフレグランスを、いつでもどこでも。香りをつけるしぐさまでをも魅力的に演出する、特別な香りのアクセサリーです。」ココ・マドモワゼルがリップグロスのようなパッケージで、ケースも付属して。普段、映画館に行くような日は香水をつけない。微量しかつけないとしてもたまたま隣に座った人がその香りを不愉快なぐらい嫌い、ということもあるだろうし、そうすると混んでる映画館でせっかく座れたのに、2時間も不愉快な香りのそばで映画を観なければならないなんてソフトな拷問みたい…と考えたりして。映画館を出てつけ直すとしても小荷物派の私の鞄は小さいからガラスの小瓶は入れられないし…という、ずいぶん限定されたシチュエーションにぴったり!
 
 
シャネル、年にマスカラ2本買うだけ、1万円も使わないようなライトユーザーだった頃も季節ごとに素敵なお知らせを届けてくれて、広告宣伝費の莫大さを想像していたけど、さらっと眺めただけの新作もさりげなく記憶に残っていて、今となっては化粧道具の大半は買っているし、こうやって新作も予約しに行こうかな…と考えているのだから、莫大な広告宣伝費もあっという間に回収するのだろう。
 
 
 
 
この香水、ちょっとルビッチ映画の女性たちの小道具みたい。「極楽特急」のケイ・フランシス、半月型のクラッチバッグ、分厚い長財布なんて色気のないもの入ってなさそうだし、そもそもお金はすべて男性が払うだろうし、携帯もない時代だし、何が入ってるのだろう…と妄想していたのだけど、案外こんな、小さく便利な香水など入ってるのかもね。