肌寒い晩秋の夜、部屋に篭って手紙を書くの…悪くない。シネマレター、この週末に書き終わる予定。
マイペースかつファン心理皆無な性質なので、誰かが薦めていたのを読んで影響されて映画を観るということが、これまでほとんどなく、あったとしても身近にいる映画好きの友人(映画の好みがある程度シンクロする人)が先に観て面白そうだったのを観に行ったり…という程度で、よく見知った間柄でも、誰かに映画を薦めるのは難しいことだと思っているのに、お会いしたことのない人に、映画を薦めるなんて難しい…難しすぎる…ということを、改めていただいたメールを読み直し(プリントアウトしてキーワードに線を引くなど受験生のように)、映画を選び、自分なりに薦める理由を並べてみても、はたしてその方の心にヒットするのか、はたまたかすりもしないのか、さっぱりわからない…と思いつつも、とりあえず書き進めてる。ああ、永い言い訳みたい。
という気弱さを、素敵なレターセットを使うことで鼓舞してる。Smythsonのブルーの封筒、クリーム色の便箋にはグレーでこのプロジェクトのロゴをプリント。万年筆はペリカンのデモンストレーター(太字)、パイロットのカクノ(細字)、インクはブルーブラック。
封筒も便箋もなくなりそうで、Smythsonのサイトを覗いてみたら、送料50ドルとあって、これを買った時の自分は貴族か何かだったのだろうか…と思い出してみれば、何年か前のホリデーシーズン、送料無料のプロモーションがあった機会に乗じて買ったことを思い出した。あのプロモーション、今年もやってくれないかな。はるばる英国から届くとはいえ、50ドル追加で払う勇気は出ない。
http://www.smythson.com/us/stationery/paper-plain-stationery.html