フレデリック・ワイズマンの何年にもわたっての特集上映がLAでスタートし、本人登壇のレクチャーもあったとのこと、LAのお友達のinstagramで知ったのが、今年の映画に関する羨ましかったことランキング上位。ワイズマン、現役のアメリカの監督で最も好きだし、ドキュメンタリーの監督としても最も好き。東京には東京の、LAにはLAの素敵な上映がある。
何年か前のレトロスペクティブで買った、こちらの冊子がそれまでのフィルモグラフィを丁寧に網羅した素晴らしい内容で、大切にしてる一冊なので、お友達もこれを読むべきだわ…!と、古本で1冊調達してLAに郵送。その後、お互い同じ冊子を手にしてパラパラめくりながらSkypeでたっぷりワイズマン話して幸せだった。
そして昨日届いたシネマレターは…フレデリック・ワイズマン・トート!ワイズマン物々交換というレアな行為を達成!
そう、去年届いたゴダール・トート(こちら)を描いたのと同じイラストレーターのシネマトートシリーズ!
ワイズマン、最近、日本では美術館やバレエカンパニーを撮ったものが文化村で上映されるイメージだけど(文化村マダムの好みに合わせて…?)、アメリカの現実の前にさっと透明なカメラを置いて撮ったようなテーマの映画こそワイズマンと思うので、古いのも新しいのももっと定期的に公開されないだろうか。去年特集上映(こちら)があった時、ハードなものを観られる気分じゃなかったので「臨死」や「DV」をパスしてしまったのが、仕方ないとはいえ残念。しょっちゅうワイズマン映画がかかってる映画館がある街なんて、とても素敵だと思う。
Cinema letter from LA、ありがとうございました!