ここしばらく、北京の映画館事情を調べていたのだけど、国が変わると事情も変わって興味深い。
北京だけではなく中国大陸は、ということなのだろうけど、映画の値段が均一ではない。同じ映画でも朝と夜で値段が違うのは、夜のほうが観客が多くて、稼ぎ時だから、ということなのだろうな。それから設備のせいか映画館の方針なのか、同じ時間帯でも、映画館によって値段が違う。あの映画館では朝は20元、あちらでは朝でも40元といったような。場所やレストランについてあれこれ採点してレビューするのは中国でも同じようで、書いてるコメントのテンションや言い回しもだいたい似てる。中国の「食べログ」っぽいサイトを観てると、「最近、味が落ちたのはコックが変わったのか」「風邪で丸2日何も食べられなかった後の最初の食事がここでした〜」など既視感あるコメントが中国語で書かれており、それは映画館も同じで、設備やサービスについてレビューされていて、スクリーンが小さい、3D設備は普通などに加えて「この映画館はチケットが安くていい!」と熱めのコメントがあったりして、ほぉぉ、面白いなぁ。と眺めているところ。
日本では映画館の設備やサービスについてレビューするところはないと思うのだけど、あったらあったで参考になりそうだな、と思う。どれぐらいの人が参考にして映画館を選ぶかはわからないけど…。東京のよく行く映画館については、ここはスクリーンまで距離があるから最前列でも疲れない、ここは傾斜が緩いから前に座ると字幕が見えない。など自分なりの経験値から導かれたベストポジションはあるもので、でも久しぶりに行く時、忘れていたりするのよね。レビューってあくまで主観だから、私がメモしておけばいい、という話なのだけど。