北京。映画を観終わり、ぶらぶら歩くとそこは変わり果てたテーマパークのような前門大街。道路も舗装されてなかった頃の、崩れそうな前門が好きだったけどな…など発展を恨むのは野暮というものかしら。チャイナドレス仕立ててもらったのもこの界隈だったけどその店も別の場所に移転したと聞いている。
こんな観光用っぽいトラムが行き交い…
UNIQLOもこんな外観で
スターバックスはこんな感じ。
この2つに関しては、どの街でも一等地を確保してることに敬服。
しかし観光地育ちの私は観光地の香りが強い場所が苦手。お土産屋アレルギー。一本入った通りに、良さげな香りを感じたので入ってみる。杨梅竹斜街。風雅な名前。斜めに走る通りなので、斜街。
じゃらじゃら音が聴こえたので近寄ると雀荘だった!しかしこの通りはギャラリー通りのようになっており、凝った西洋風カフェなどもちらほらできてきて、これからお洒落通りとして栄えそうな雰囲気が漂ってる。デザインウィークもこの通りで開催されるらしく…。ということで、地元以外の人々が物珍しく眺めにやってくることを見越してか、暑いのに雀荘も扉を閉めており「参观拍照10元」(参観・写真撮影10元)の商売っ気ある張り紙が…。
奥に行けば行くほど地元っぽさが増して古い門構えの民家ばかりで楽しい。重いドアにチープなナイロンっぽい素材の暖簾。金魚柄。
折り返してここは「樱桃胡同」だったかな。
通りの名前も素敵ながら、この家!
異国にいると、自分が住むならどの家か…という目線で家を見るのだけど、
私が住むならこの家がいいな。
映画の後の、映画のセットの中を歩いてるような短い散歩、終了。
(この時、気温は40度近く…)