いろいろ片付ける事項が多い日だけど、週末なのに映画を観ないなんて!と、リバイバル中のジャン・ルノワール「ピクニック」の上映時間は40分と思い出し、さっとイメージフォーラムへ行き、さっと帰宅。
小さなパンフレットを買ってみたら、野崎歓さんが寄稿されているのを発見して嬉しい。ルノワールと素晴らしい助監督たち。「ピクニック」はキャストもスタッフも今となれば驚きの名前揃いなのだけど、映画を観た私が驚いたのは、助監督で参加したルキノ・ヴィスコンティの名前がクレジットされてなかったこと。あのヴィスコンティが!
野崎さんが映画について書くものの、長らくファンなのだけど、ルノワールと素晴らしい助監督たち、書き出しから素晴らしかった。
「何しろルノワールというのは、「小さな仕切り」で物事がくぎられることに我慢ならなかった人である。友情と恋のあいだの区別なども、彼にいわせればまったく無用のことだった。」