CINEMA STUDIO28

2015-07-10

white cotton lace blouse

 
 
週末に観た映画「ライアンの娘」、まだ頭の中で転がしてるのだけど、衣装がいい。とオススメいただいたとおり、衣装が素敵だった。特に主人公ロージー。アイルランドの海辺の小さな村の娘たちの中では、明らかに異端な存在なのだけど、彼女の性格や振る舞いのどこが他の村人たちと違うのか、最後まで観るとわかるけど、ひとくちには説明しづらい。けれど衣装は視覚的に違いを最初から物語っていて、彼女ひとりが洗練されていた。キャラクターにも女優の体型にもピタッと寄り添う衣装は、これぞ映画衣装!という視覚の歓びがあった。


どうしても画像検索でヒットしなかったのだけど、ロージーが何度も着る白いカットレースのブラウス。きっちり留めた襟が端正で、レースの部分が透ける身頃とのギャップがエロティックで、物語に似合っていた。そして女優にあわせて仕立てられたのかサイズがぴったりで、これぞ白いカットレースのブラウスの正しいサイズ!と興奮したのは、「やさしい女」のドミニク・サンダが白いカットレースのブラウスを着ていて、サイズが合っておらずぴちぴちだったのを観た反動かも。ドミニク!見て!あれが正しいサイズなの!(心の叫び)
 
 
 
 
そして素材感もドミニク・サンダのはGAPで売られてそうな荒めの洗濯に強そうな厚いコットンで、いかにも繊細な素材のロージーのブラウスと並べるとひどく子供っぽく見えるだろう。
 
 
記憶の中で複数の映画を並べて、あの主人公が…実は違う結末を辿って、別の映画のあの主人公へ…という妄想を、頭が暇な時は繰り広げる傾向にあるので、「やさしい女」のドミニク・サンダは男のせいで死んだりなどせず、実は男から逃げ海を渡りアイルランドの海辺の村に辿り着き、ライアンの娘として第2の人生を送るのだった…。など、ブラウス1枚から妄想が止まらない。
 
 
それはそうと、ライアンの娘、Ryan's daughterで画像検索すると、メグ・ライアン(の現在の姿)がたくさんヒットして目のやり場に困った。ライアンの娘について今後検索する時は、工夫が必要だな。