CINEMA STUDIO28

2015-10-10

cinema memo etc...

 
 
東京国際映画祭のチケット、無事に購入。濃いコーヒーを淹れ、観たい映画のタイトルを書き出し、スケジュール表を作って、パズルのようにピースを動かし確定。正午になってアクセスしてみると30分ほど繋がらなかったけど、嵐が去った後に改めて購入行為を試みてみたら、2本を除いては席があり、諦めた2本のかわりに別の1本を観ることにして準備完了。ticket boardという紙発券の要らない(スマホでQRコードを見せればいい)チケットサイト、便利で好きなので、前もってチケット確保するような映画祭は全部これにしてくれないかな…。
 
 
東京国際映画祭はデパートのように、あらゆる国、ジャンルの映画がずらっと並ぶ規模の大きな映画祭なので、サイトの作品紹介を熟読しても観たい映画が後から後から見つかるのだけど、今朝の集中タイムにようやく、これはベルリンかどこかの映画祭に出品されて観たい!と思っていた1本ではないか…?という映画を発見し、調べてみるとやっぱりそうで、ギリギリのところでスケジュールに組み込む。良かった…!「ヴィクトリア」というドイツ映画、140分がワンシーンワンカットとのことで。楽しみ…!
 
 
そして昨日知った、シネマライズが来年1月で閉館というニュースにショックを受けている。消えていく東京の映画館について考えている都民ランキング・きっと上位のはずの私、消えていく理由も動員が少ないだけではないし、消えていくのは映画館だけではなく、東京では震災に向けて様々なものが壊され新たに建てられていることについても理解しており、それなりに耐性はできているはずなのだけど、ショックなのは、東京で初めて住んだ部屋が渋谷寄りの東横線沿線で、最寄りの繁華街が渋谷、家電も何も揃わない状態で引っ越してきたので、引っ越してきて初めての週末、家電量販店に冷蔵庫や洗濯機を買いに行くことにして、他に選択肢を知らないから入って買ったのが、センター街入口あたりにあった「さくらや」で、今はもうない。
 
 
シネマライズに初めて入ったのが何の映画だったか覚えてないけど、あの一帯は上京したての緊張と興奮がないまぜになって、景色がひとつ変わるごとに、暮らし始めた頃の東京が消えていくことに小さなショックを受けている。
 
 
写真は大切にしている2001年のハイファッション。小津特集、東京特集。シネマライズの前に立っているのは是枝監督。消える前に、行かなければ。