ヴァカンスで東京にやってきたシネフィルたちをお連れして、湘南・小津ツアー。茅ヶ崎館へ。東京滞在のスケジュールを聞いたのが春先、せっかくの機会なので、ここに泊まりに行くのはどうか、と言ってみたのは、私も長らく行きたかった場所だから。宿に連絡し、小津監督が脚本を書くために逗留していた2番の部屋をはさむ3部屋を予約。共通の友達にも声をかけ、総勢6人の予定が都合で5人に。
1899年（明治32年）創業の茅ヶ崎館は有形文化財指定されている旅館。
柔らかい光で照らされる夜の庭。
3部屋の中で一番広い3番の部屋（田中絹代さんが滞在したとのこと）で、集合してるうち、誰かが「東京物語」観ながらだらだらできれば最高、と言ったので、iTunesでダウンロード。流しながら喋るつもりで軽い気持ちで見始めたのに、この映画を流しながら他のことをするなんて到底無理、という感じで全員最後まで見入ってしまった。