CINEMA STUDIO28

2015-03-11

Lubitsch touch

 
 
 
たくさんの映画本が読みたいリストに入ったまま手つかずだけど、こればかりは素通りできない。今月の終わり、ルビッチ本が発売される!
 
 
「ルビッチ・タッチ」!!
 
 
 
何年も焦がれていた本がついに(興奮)!まとまった日本語のルビッチ本が存在しなかった(はず)ので、とりあえずフィルモグラフィだけでも教えておくれよ・・・と、古い特集上映のパンフレットを手に入れたり、地道に情報を集めていたよ。
 
 
日本語と英語のwikiに書かれた内容、何度も読んだから詳しくなった。ルビッチ・エピソードで好きなのは、
 
 
「心臓発作で死亡。性交後、汗を流すために浴室に入り、そこで倒れたとルビッチの弟子のビリー・ワイルダーは伝えている 」
はっ!そんな死因!心臓が悪かったのは事実らしいのだけど、このエピソードはビリー・ワイルダーによる作り話説もあるらしい。その場にいた人しか、そんな状況わからないものね・・。
 
 
Leaving Lubitsch's funeral, Billy Wilder ruefully said, "No more Lubitsch." William Wyler responded, "Worse than that. No more Lubitsch pictures."
ルビッチの葬儀の帰り道、ビリー・ワイルダーが「もうルビッチはいない」と言ったら、ウィリアム・ワイラーが「もっと悲しいことに、もうルビッチの映画は生まれない」って答えた。フィルモグラフィーをコンプリートするのが夢だけど、いつか達成する頃には私も同じ気分になりそう。
 
 
ドイツ時代について、こちらの素晴らしいサイトを何度も読ませていただいていた。女性が圧倒的に強い女系家族に育ったから、ルビッチ映画の女性はみんな強い説、興味深い。
 
 
 
 
待望の「ルビッチ・タッチ」、なかなかのお値段なので、凶器になりそうな(もしくは漬物石になりそうな)重さの大書を希望。毎日読んでるのに何か月たっても読み終わらないボリュームを期待。ルビッチ検索をすると、写真群の目力の強さにいつも負けそうになるので、今日のルビッチ写真は圧が弱めの1枚を選んでみた。
 
 
 
映画本といえば、フィルムセンターの次回展示、レクチャーも多そうで楽しみ。