CINEMA STUDIO28

2015-03-15

movies of the day

 
 
「恐怖分子」デジタルリマスター版公開、昨日から。エドワード・ヤン短篇デビュー作「指望」も含まれる4本から成るオムニバス「光陰的故事」が朝から、それ以降の時間は「恐怖分子」という時間割。どちらも過去にスクリーンで観ているけど、もちろんどちらも観た。
 
 
やらなきゃいけないこと山々あるはずなのに、エドワード・ヤンを観てしまうと何も手につかなくなる。ということを忘れていた。というより、亡くなってから7年以上経っても、まだ喪失感から抜け出していない自分に驚く。2007年訃報はパリに居た時に知って、文字通り3日間泣きっぱなしに泣き、今日も上映前に泣き、上映後にまた泣いて、泣きながら青山通りを歩くはめに・・。映画の内容とは関係なく、こんな映画をつくった人がもうこの世にいないことが寂しすぎていくらでも泣いた。終わったことにはずいぶん淡白なほうなのに、どうしてだろう。と考えて、やっぱり誰も替わりがいないからなのだろうな、と思い至る。
 
 
「光陰的故事」は2週間限定のようだけど、「恐怖分子」は4月に入っても続くようなので、観たばかりということもしれっと忘れて、必ずまた観に行く。その後にでも感想が書けるだろうか。冷静にならなければ・・。