CINEMA STUDIO28

2016-07-30

dustless chalk




アテネ・フランセ、外装は変わらないけど、内装はずいぶん近代化した。壁の一部にカラフルな何かが見えたので近づいてみたら、チョーク棚だった。チョーク、教室内に備えておいてもいいのに、わざわざ壁に埋め込まれているのが面白い。教室の中は覗かなかったけど近代化したのは外だけで、中はあいかわらず黒板なのだな。



実に9年ぶりにジャン・ユスターシュ「ママと娼婦」を鑑賞。



220分の長丁場なので、途中休憩が挟まれるだろうと思っていたら予想の反してノンストップだった。この映画、最初に観たのはVHS時代、借りてきて部屋のテレビデオで。夜中に一人観ていたら画面に吸い込まれそうに、徐々に三角座りになってシリアスな表情で見終えたのだけど、映画館で観るのは9年前のパリ、そして今日の東京と2度目で、他の観客と一緒だとクスクス笑いながら観てしまうのは何故かしら。久しぶりの「ママと娼婦」、なんだか別の顔に見えたのは、経過した年月のせいだろうか。