CINEMA STUDIO28

2016-03-10

2016/3/10

 
 
帰宅後、近所に住む友人が、誕生日の贈り物を届けてくれる。もはやつきあいも長く、贈り物のネタが尽きたから、自分では買わないけど贈られたら嬉しいものを考えてリクエストして。と言われたので、リクエストしたブックカバーはPOSTALCOのもの。ブラックが長く品切れしていたらしく再入荷したらしい3月に受け取る。誕生日は12月。気になっていた商品ということに加えて、私の知る限りで一番の読書家で、それが高じて出版社に勤めている友人から贈ってもらって嬉しい。9月の友人への誕生日の贈り物も理由があって保留にし、この4月に贈る予定だったけど、今日聞いた嬉しい知らせにより、軌道修正をはかることに。
 
 
残り3分の1まで読み進めた「キャロル」にさっそくかけてみる。昨日読んだキャロルの放つこの言葉が突き刺さったのは、テレーズだけではない。
 
 
「あなたが本当に今度の旅を楽しめるのかどうか、わからなくなってきたわ」「鏡に映ったものを見ているほうが、はるかに楽しいんじゃない?あなたはどんなものに対しても自分のとらえ方をあてはめようとする。たとえばあの風車みたいに。あなたにとってはここで見ているのも、実際にオランダに行くのもあまり変わりがないんだわ。そんなあなたが本物の山や、現実の人たちを見ても楽しめるとは思えない」
 
 
「なんでも間接的にしか体験しないで、どうして何かを創造できるというの。」