連休だけど残念ながら休みは今日だけ。軽く運動して身体を整えた以外はひたすらだらだらと自分を甘やかした。友達が置いていった梅酒をセブンイレブンで買った炭酸で割って飲みながら、図書館でようやく順番がまわってきた「逢沢りく」を一気に読めて多幸感に満たされる。母と電話で話したり、甥や兄の奥さんとLINEでやりとりしたり(「ごめんやで〜」「せやねん」と、関西人同士のチャッのひらがな率の高さよ)の後に読んだので、「逢沢りく」、関西の家族のめんどくさくもいいところを余すところなく描いてくれてありがとう、と思いながら読了。
食卓でのたわいもないしょうもない会話が隅々まで拾われていたり、群像劇の映画を観てるみたい。病院で電話する男の子と、その脇での母親と女医との会話がひとコマに同時に入った後、カメラが動いてラストシーンになだれこみ、エンドロールが流れないのが不思議なほど、映画だった。
市川準監督が亡くならなければ、大阪に憧れがあったらしい監督なら、うまく映画にしてくれたかもね。とびきりの美少女をキャスティングして。