京都の朝食。朝起きて→甘味は欲しいけど砂糖っぽいものは欲していない(砂糖っぽいもの=洋菓子、和菓子、パン類)→果物が望ましい→近くにフルーツパーラーはない→あ!と、開店直後に入店。二条若狭屋の苺氷。春先によく見かけた苺まみれのものを誰かが食べてる写真、指をくわえて見つつも仕事で軟禁されていたので、苺の季節の最後も最後に滑りこめて良かった。和菓子屋のかき氷らしく、底にうっすら餡が隠れているのが小憎い感じであった。
三島賞の会見、さっきyoutubeで観た。この方は教育者なのだなぁ。予習してこなかった学生には冷たく、それなりに身のある質問には答えてるものね。会見は講義ではなく、質問と応答で構成されている以上、話し手以上に聞き手に資質が問われるということも改めてわかった。
お話に出てくるジャズ評論家はきっと瀬川昌久氏のことで(シネマヴェーラで最近特集があり、「鋪道の囁き」上映後に登壇された際にお話も聞いた)、瀬川氏と三島由紀夫は確か学生時代からの長い友人関係にあったのではなかったか。12月8日は真珠湾攻撃の日。映画青年が伯爵夫人に出会って…というあらすじと、断片的に語られるエピソード…せっかくの会見なのだからそういうとこ質問してよ!受賞の知らせはどこで聞いたかとかどうでもいい!ボヴァリー夫人とかジョン・フォードとかキーワードも自ら出してるのにそこもっと詳しく!しかし小説を読む気満々になっているので、私に対する宣伝効果は抜群だったということか…文学賞の会見としては成功、ということなのかもしれない。