ロメール特集、本日初日。待望の「モード家の一夜」を早速。
ここのところ生命力が落ちていたのに昼間から必要に迫られ買い物であちこち歩いたせいか、3分の1ほどは集中できずぼんやり、頭が冴えてる時でも理解は半分ほどではなかろうか。残り半分は哲学や宗教についての学びを積み上げないことには補えないだろう。アルメンドロスによって撮られたモノクロ映像を眺めていられるだけでじゅうぶん…ということもなく、やはりもっと物語の背景にあるものを捉えたいものだけど、小難しい話をしながらも男女のあれこれに繋がっていく練られた構造は頭の体操みたいだった。数年前に一度観た際の記憶はすっかり抜け落ちていた。何しろ上映の機会が希少なので期間中にもう一度観に行って記憶に定着させるべきか、考えどころ。
読売会館の壁面のロメールビジュアル。ビックカメラ、東京メトロのサイン、KEY COFFEEの広告に挟まれ仏蘭西気分も形無しのアジアっぽさで、味があって良い。ロメールの下の「中小企業を全力で応援したい」の広告は松岡修造の写真である。カオス。